【ドラマ感想】「視覚探偵 日暮旅人」第7話2017年3月5日放送分(松坂桃李・濱田岳・多部未華子・北大路欣也・シシドカフカ他)【あらすじ・ネタバレあり】


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その他のドラマの感想はこちら→連続ドラマ感想一覧
先週の感想はこちら→視覚探偵日暮旅人第6話感想

■ドラマ感想
 なに今週。涙が止まらないよ。灯衣ちゃんの演技のさることながら、ともさかりえがもう、さすが。もうねえ、ていと二人きりで会話するシーンとか、だめ。やばい。こういう、本当に素直で良い子の素直な気持ちをストレートに述べるっていうのが、一番涙を誘う。ちょっと強がってる感じとかあるとさらにだよ。で、可能な限り、平静を装い、対応するともさかりえね。このバランスが重要で、平静すぎても、もれだし過ぎてもダメ。もう、絶妙なバランスが、しっかりと表現できていて、もう、こっちが代わりに泣いちゃいます。
 終盤の毒物を飲んで、自らを命を絶ちつつ、旅人に許しを請うたり、娘から離れて死のうと必死で足掻いたりといった悲壮感と愛、そして、己のことを考えてしまう人間らしさが十二分に発揮されていた。すべてが合わさってまたここでも涙。最終的に、旅人の許しますにほっと気が緩み、倒れ行くさま、近寄ってくる子供を見つめながら、絶命してしまうもの悲しさ。素晴らしい。普通のドラマだったら、あそこで母娘の会話をちょっと挟み込んじゃうよ。それをしないのが良かった。そして最後に、ともさかりえ自身が、借金の方に暴力団に売られたという自分ではどうしようもない過去が明かされ、悲哀の追い打ちパンチを浴びせられたよ。今週はもう、切なくて、眉間のしわが増えてしまう、とても悲しい回だった。しかも次週も、悲しい過去がすべて話されるという、もう、最終回に向けてどんどん、胸を締め付けるような状況のオンパレードだけど、心動かされるドラマっていうのはやっぱり面白いよねえ。切ないけど。


■あらすじ(公式hpより)

 キャバクラのホステスを装っていたハルカこと灯果(ともさかりえ)の正体が、20年前に自分をドラッグ「ロスト」の実験台にした通称“ドクター”だと気づいていた旅人(松坂桃李)は、灯果に両親を殺した真犯人を問いただそうと迫る。しかし、灯果も事件の全貌を知らないまま犯罪に加担した一人だったと知り憤る。
 その頃灯衣(住田萌乃)は、旅人との信頼関係が崩れ家を出た雪路(濱田岳)を心配して、それまで距離を置いていた保育士の陽子(多部未華子)に助けを求める。旅人と雪路を仲直りさせるため探し物探偵事務所を訪ねた陽子は、そこで居合せた灯果が灯衣の実の母親だということを旅人と共に知るのだった。灯果は足を洗おうと鳥羽組を裏切り逃げながらも、整形をして娘の灯衣の様子を見に来ていたと語り、最後に一度だけ灯衣と2人きりで話がしたいと旅人に懇願する。
 一方、刑事の増子(シシド・カフカ)は相棒の土井(和田聰宏)の証言から、先輩刑事・白石(吹越満)がヤクザと通じているのではないかと疑いを持ち始めていた。
灯果への憎しみに苦しみながらも、実の娘である灯衣に会えるように取り計らう旅人だったが、時を同じくしてヤクザの鳥羽組とはぐれ組員であるリッチー(北村有起哉)が灯果を巡り裏で手を回していた……。
 その頃、旅人とやり直そうと決心し事務所に戻った雪路が目にしたのは、なんと猿ぐつわをはめられた亀吉(上田竜也)と待ち伏せしていたリッチー!それまで事情を知らずにリッチーから灯衣を預かっていた雪路は、灯衣が母親・灯果の元から人質として誘拐された子供だったことを知るのだった。灯果に再びドラッグを作らせるための交渉の道具として灯衣を利用しようとするヤクザから守るため、雪路と亀吉は灯衣たちの元へと急ぐ!引き裂かれた親子の再会を波乱の展開が待っていた……!!そして旅人の過去に暗い影を落とす事件の意外な黒幕がついに明らかになろうとしていた……!?

翌週の感想はこちら
視覚探偵日暮旅人第8話感想

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