【ドラマ感想】連続ドラマW コールドケース ~真実の扉~第6話感想11月26日放送(主演:吉田羊・永山絢斗・三浦友和 ゲスト:門脇麦・仲代達矢・福士誠治・酒井美紀ほか)


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コールドケース感想一覧はこちら→「連続ドラマW コールドケース ~真実の扉~」
先週の感想はこちら→コールドケース第5話感想

■あらすじ(公式HPより)
1950年8月、横浜本牧のチャブ屋で韓国人女性、コ・スジョン(門脇麦)の死体が発見された。死因は暴行された後の窒息死。彼女はアメリカ占領軍兵士相手の売春宿で働き、行きずりの客に殺害されたと推測されていたが、犯人は特定できず未解決となった。それから66年、スジョンの孫である金井美紀(酒井美紀)が、母の遺品の中に祖母の手紙を発見。手紙には、「ミルクマンが私を壊さなければよいのに」と記されていた。

■ドラマ感想
 今週もせつない。毎週切ないよこれ。犯人は結局、行きずりの客ではなくて、当時、恋仲になっていた牛乳配達のミルクマン(福士誠治過去)だった。戦争直後の時代っていうのはこういうの多かったのかな?大した仕事もなく、戦争に負けたという敗北感をぶつけるものが何もなくて、しかも、米軍の駐屯地が近くにある地域では大手を振って闊歩する米軍を横目に何もできない。そしてその米軍と美しい女性たちは体を売りながらもにこやかに華やかに暮らしている。いろいろな感情が歪みつづけてこういう行動に出てしまったんだろうね。福士以外の自警団称する町のチンピラは。そして福士はそんな偏見はなくスジョンに想いを寄せていたつもりだったのに、スジョンが日本人ではないという事実を知った時に、自分の中の偏見に気づいてしまったんだろうね。すぐに口では否定したけれど、心はついていかなかった。そんな状態で自警団の連中に無理やり乱暴されるスジョンの姿をみているうちに全てが絶望に変わってスジョンという存在そのもののを消し去る選択をしてしまったということか。
 そのことが忘れられずに国外に移住し、成功を収めた。ただし、それでも忘れることができずに、日本に戻ってきた。仲代達矢(ミルクマン現代)は座っているだけで本当に鬼気迫るものがあるね。すばらしい。この年になって、殺人罪で逮捕されるということは一瞬辛いなあとも思ったけど、やっとあの事件の罰を受ける機会を得られたことによって人生の最後に本当の意味で前を向けることができたのではないだろうか。
翌週の感想はこちら→コールドケース第7話感想

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