【ドラマ感想】連続ドラマW コールドケース ~真実の扉~第7話感想12月3日放送(主演:吉田羊・永山絢斗・三浦友和 ゲスト:中村ゆりほか)


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その他のドラマの感想はこちら→連続ドラマ感想一覧
コールドケース感想一覧はこちら→「連続ドラマW コールドケース ~真実の扉~」
先週の感想はこちら→コールドケース第6話感想

■あらすじ(公式HPより)
1997年、名門女子中学校に通う少女が、郊外の池で体中にバツ印を書かれた状態で遺体となって発見された。それから19年。同じ場所で、同様にバツ印が書かれた女性の遺体が発見された。そんな矢先、女性を殺害したと供述する男(成河)が逮捕された。その男は、19年前に遺体となって発見された少女と同じ中学に通っていた瀬谷聖(中村ゆり)の兄であった。男は、19年前の少女殺害は否定したが、ある秘密を語り始め……。

■ドラマ感想
中学時代のいじめってなんなんだろうね。今回の登場人物はいじめる側が3人、いじめられる側が1人といった構図。いじめる側の一人はもともといじめられていた少女の友達だった。

 今回のストーリーは色々な大人たちの闇の部分も描かれていたけど、結局は一番平凡な女の子がたまたま人を殺してしまったということだけだった。でもさあ、いじめを行う人間っていうのはやっぱり、何かしら大きなストレスを抱えている人しか起こりえないのかな。もちろん、幸せに暮らしていても、ちょっとしたことにイラついて意地悪してしまうことは誰にでもあると思うよ。でも、殺したいほどの怒りや憎しみをぶつけたり、相手の人間性をとことん否定し貶めるような行為まで行く人は今回のようなものを抱えているものなの?

 たぶん、そうじゃない事例もあるんだと思うけど、ひどいことをする人間の背景にも情状酌量すべき悲劇的な事実があるのだとしないと、人間が人間であることが恐ろしくなりすぎてしまってドラマとして描くには重たすぎるテーマになってしまうんだろうね。だから、ひどいことする人間もひどいことをされているという、一見、闇が深まっているように見えて、人間というものは本来はそういうものではないということを逆説的に証明している気がした。
 ただ、最終的な犯人は結局何不自由なく育っていた少女だったというオチがこのドラマ内における、もっとも悲劇的な事実だったんではないだろうか。
翌週の感想はこちら→コールドケース第8話感想

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