【ドラマ感想】連続ドラマW コールドケース ~真実の扉~第5話感想11月19日放送(主演:吉田羊・永山絢斗・三浦友和 ゲスト:村上虹郎・健太郎ほか)


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その他のドラマの感想はこちら→連続ドラマ感想一覧
コールドケース感想一覧はこちら→「連続ドラマW コールドケース ~真実の扉~」
先週の感想はこちら→コールドケース第4話感想

■あらすじ(公式HPより)
捜査一課に「プラン」と書かれた紙が届く。紙には「開央学院」とあり、「1無視、2ご褒美、3秘密、4テスト、5エスカレート、6破壊」、「2012年7月16日内藤貴一」と記されていた。開央学院は全寮制エリート男子校で、創立から今まで殺人事件などは起きていなかった。しかし、2012年7月16日、教師の内藤貴一(堀部圭亮)が泥酔状態で溺死する事故が起きていた。百合たちは「プラン」の情報をもとに捜査を始める。

■ドラマ感想
今週は辛いねえ。
先週の次回予告の匂わせ通り、全寮制の男子校内で起きた性的虐待が根本にある事件だった。
当時中学生だった生徒3人が、虐待を行った先生に復讐して事故に見せかけ殺した事件で使用したメモが警察に送られるところから物語が始まる。
そこから今は高校生としてそのまま全寮制の高校に通う3人に辿り着くわけだけど、それぞれの生徒役の俳優が期待通りいい味出してた。特に健太郎と、村上虹郎。まずは健太郎くん。自分はそういう趣味じゃないとか、吉田羊には話したくないけど、三浦友和になら話す感じとかねえ、同性同士の性的虐待が明るみに出にくい難しさってここにあるよねえ。あらぬ誤解を招いたり、自分の価値観が崩れたり、しかも中学生ぐらいっていうのは色々と知識も少ないので、どんどん混乱する。自己否定を繰り返しながら、思春期を過ごすんだもん、つらい。そういう部分が健太郎くんはうまく表現できていたんじゃないかな。
村上虹郎くんはさらに上回っていたけど。その深い傷が全て表情に出ていた。特に虹郎くんの場合は同性に対する興味もあったのかもしれない。だからこそあの自殺行為につながったんじゃないかな。ただでさえ、自己否定が強くなってしまう、同性愛。それがあの体験を受けたことによって、より、してはいけないことって思いが強くなるし、自己嫌悪も激しくなるんだろうな。だからこそのあの表情とあの行為なんだと思う。
それにしても今回の最悪なのはあの教師だよね。殺された教師は当然のごとく悪いんだけど、メモを警察に送った教師。自分も性的虐待を受けた過去があり、教師になった今、生徒のことを性的な対象としてみてしまい始めた自分を逮捕して欲しいからこそ、メモを送ったと。もう少しの勇気があればとか本人言ってたけど、ほんとにそう。こんな回りくどい方法でなくて、さっさと自首すればあの生徒3人が明るみに出ることもなかったのに。殺人の最終的な実行は別の人間だったけど、殺意のある行為をすれば殺人罪は成立するからね。ただ、おそらく14歳だし、情状酌量の余地もあるから、少年院程度だとは思うけど、エリート人生を歩むのは厳しくなったよね。村上虹郎くんも最後に意識が戻った描写はあったけど、あの銃の撃ち方を見ると後遺症が残ってしまうんだろうね。つらい。
自殺を止められなかった吉田羊もつらい。みんながつらい事件だった。
翌週の感想はこちら→コールドケース第6話感想

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