※https://shonenjumpplus.com/より引用。
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誰かみたいになりたい。
よく思ってたな。
元気で明るくて、人の目を気にしないで、こんな自分にも優しくしてくれる、その人みたいになりたいって思ってた。
小学生の頃の話だけどね。
でも、どう頑張ってもその人みたいにはなれなくて。
いや、それほど頑張ってはないかな。
それに頑張ってなっても、それはその人とは全く別物だから。
だからってわけじゃないけど、二葉の気持ちすごくよくわかる。
その人のこと好きだった。でも、どういう好きだったのかはいまだによくわからない。
幼かったっていうのもあるかもしれないけど、ただ、好きだったなあという思い出。
そして、トーマの誰かになりたい、どんな人間になりたいではなく
ただ普通になりたいって思いもよく分かる。
普通っていうのが何かって言われると難しいけど、簡単に言えば多数派っていうことだと思う。
みんなが簡単に恋して、告白したり、友達に相談したりする横で、
自分の気持ちはだれにも相談できない。告白することもできない。
なによりも自分の思いに自分自身が一番戸惑ってる。
どうして普通じゃないんだろう。
他の人が悩まなくていいことに、どうして自分だけが悩まなければいけないんだろう。
そんなことを考えていると、どんな人間になりたいかなんてことの前に
普通になりたいって思うんだよね。
つらいよね。
ではまた次回の感想で。