※https://shonenjumpplus.com/より引用。
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好きな人のことを考えて、一生懸命プレゼント作って、
それをあげた相手が喜んでくれた時ほど、嬉しいことってないよ。
その人が何気なく言った欲しいものや、好きなものって、
いつまでたっても覚えてるんだよね。
その人と同じもの好きになってみたり、いつか、プレゼントしてあげようって思ったり。
トーマ中学時代の何気ない会話をずっと覚えてて、
もちろん、友達同士でプレゼント交換なんてめんどくさいっていう言葉も覚えてて。
だからトーマはずっと上げることができなくて。
でも今回、せっかくの機会だから、もしかしたらあんなこと言ってた太ちゃんでも喜んでくれるかなって思って、
手作りしてみたりなんかして。
このお守り作ってるときのトーマはたぶん幸せだったと思う。
でも、いざ渡すとなると、恥ずかしいし、喜んでくれなかったら悲しいしって色々考えてしまって。
それでも、勇気を振り絞って渡したら、すっごい喜んでくれて。
もうすごい嬉しくて。
人生で一番じゃないかってくらいうれしくて。
そしたら、二葉と付き合うことになったという事実を突きつけられた。
もちろん、わかってた。
いつか、タイちゃんは二葉ではないにしろ、女の子と付き合う日が来るのだろう。
そして結婚して、家族を持って。
でも、どこかで、自分の気持ちを知って、自分を受け入れてくれて、
いつまでも一緒にいられる未来があるのかもしれないって思ってた。
あるわけないのに思ってた。
でもそれがないって突きつけられた。
夏の終わり。
ではまた次回の感想で。