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■ドラマ感想
波瑠ちゃんに柳楽優弥君のコンビと来たら見ざるを得ないよねえ。柳楽君が本当に可愛いんだよね。なんでこんなに可愛いんだろう。そして影のある役からこういった明るい好青年役(微妙に何かを背負ってる感あるけど)までなんでもこなしてしまう芸達者ぶり。宝です。そして波瑠ちゃんも同じく、一見幸せそうに見えて、実は何かを抱えているっていう感じが何とも。この作り物みたいな表情がそうさせているのかな。朝ドラの時はそれほど感じなかったので、やはり、芸達者なのでしょう。そこに斉藤由貴ね。なんかこのドラマ主要人物がみんな何か影を抱えているのではないかっていう演技を自然体でできてしまうという恐ろしいドラマ。まあ実際、抱えている感じなんだけど。
そして、話としては一見、仲の良い母娘なんだけど、実は娘の方が母に気を使っていて、それがついに窮屈になっていることに気づいて・・・という話。そのきっかけが柳楽くんというわけ。いい役やるねえ。自分も母親の顔色を窺う子供だったから気づいたということだけど、虐待系かなあ。幼いころに分かれたっていうことは死別というよりはそっちのような気がする。是非とも、波瑠ちゃんを救い出す王子様になってあげてください。
その波瑠ちゃんなんだけど、なんか、服装がおばさんっぽいなあと思っていたら、母親の趣味をそのまま着ていたからだっていうね。芸が細かいねえ。完全におばさん臭いのではなく、どこか少女趣味感が漂うというか、女子女子し過ぎているというか、そのラインを攻めてた。母親である斉藤由貴はお人形作りが趣味で、花柄大好きという、だから服装はこういう趣味なのねという風に結び付けられるようなテンプレートをこれでもかと当てはめられていて、だからこそ、波瑠のあの服装だけで母親からの束縛感を醸し出せてるんだろうねえ。
ただ、この二人の親子に主軸を置きたいところに、波瑠の学校の生徒の問題や、父親が窓際でリストラ間近という問題まで抱えさせて、これって8話で収まりきるの?というボリューム感。ちょっと海外ドラマっぽいかなあ。日本のドラマは内容薄いので、これくらい詰め込んだ方がいいと思う。今後もおそらく見続ける可能性の高いドラマである。
■あらすじ(公式HPより)
早瀬美月(波瑠)と母の顕子(斉藤由貴)は恋人同士のように仲のよい母娘だった。
美月は完璧な母のサポートで順調に育ち、女子高の英語教師になっていた。家を新築しようとしている時、住宅メーカーの担当者、松島(柳楽優弥)が不思議な人懐っこさで二人と親しくなる。顕子は彼を気に入り、美月とつきあうように背中を押す。美月は松島と初めてのデートに出かけるが、顕子がその二人を尾行する。
翌週の感想はこちら→お母さん、娘を辞めていいですか?第2話感想
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