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■ドラマ感想
始った!楽園!宮部みゆき!いやあ、宮部みゆき作品は最近、模倣犯(中谷美紀のドラマ版ね)とソロモンの偽証と立て続けに見ていたので期待大だったのだ。しかも、模倣犯の事件と同じ時間軸上に存在する作品で模倣犯の事件も背景にあるというではないか。期待の高まる中での視聴だったが、さすがWOWOWのドラマ、期待は裏切られずに良かった。まず、仲間由紀恵がいい。この女優はホラー感があるから、こういう恐怖や悪意が背後に隠れた作品にぴったり。仲間由紀恵の表情でドラマに一気に緊迫感と畏れが生まれる。稀有な女優だ。使い方さえ間違わなければだけどw
この事件の発端にある、16年前の娘の殺人がそもそも今明かされているような単純なものでないようなにおいがするが、果たして。そして、模倣犯の犯人に続く、凶悪な悪意の塊のような犯罪者も登場し、ここがどう絡んでいくのか。それにしても、宮部みゆきは悪意の塊が好きね。
今週のラストで超能力もちの少年がトラックに轢かれちゃうんだけど、それがねえ、かわいそう。っていうか横断歩道上にいるんだし、信号が変わっただけで、トラック突っ込んでくる?飛び出したならわかるけど、そこにいたんだよ!?轢かないでしょふつう。ラストシーンの説得力のなさが若干後を引く残念な感じにはなってしまったけど、物語の大筋は興味を引くないようなので次週が楽しみな感じでよい。
■あらすじ(公式HPより)
ライターの前畑滋子(仲間由紀恵)のもとに、萩谷敏子(西田尚美)が息子・等(黒澤宏貴)の絵を調べてほしいと依頼に来る。娘を殺害し、遺体を隠していた土井崎元・向子夫妻(小林薫・松田美由紀)の事件と酷似している絵を描いていたからだ。一方、弁護士の高橋治美(黒木瞳)は土井崎夫妻を守るために動き始める。等の能力に興味を持ち始めた滋子は、9年前の「死の山荘事件」への呪縛を解くためにも、事件を探り始める……。
翌週の感想はこちら→楽園第2話感想
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