【ドラマ感想】木曜劇場『Chef~三ツ星の給食~』第9話感想12月8日放送(天海祐希主演・遠藤憲一・川口春奈ほか)


chef9

その他のドラマの感想はこちら→連続ドラマ感想一覧
先週の感想はこちら→Chef第8話感想


■あらすじ(公式HPより)

 光子(天海祐希)の屋台に現れた奥寺(豊原功補)は、光子に頭を下げると、助けてほしい、と言った。世界的な料理雑誌が主催するレストランの格付け審査が迫る中、今年新作を発表していない「ラ・キュイジーヌ・ドゥ・ラ・レーヌ」は、このままでは審査で最も重要な「料理の独創性」がクリアできない。そこで篠田(小泉孝太郎)は、光子の未発表のレシピ「三種の神器のトゥルト」を出すと決断。早速、奥寺が試作したが、難易度が高く料理を完成できないのだと明かした。すると光子は、火加減の細かい指示など具体的な調理のポイントを教えてやる。なぜ結果的に光子を裏切る形になってしまった自分に教えてくれるのか、と聞く奥寺に、自分は「三種の神器を超える」料理をいくらでも生み出せるからだ、と光子は答えた。
 そんな頃、三つ葉小学校では「地産地消イベント」の一環で、給食に地元で取れたセロリを使うことが決まった。荒木(遠藤憲一)は、来週にでもメニューに組み込みたいと言うが、苦みのあるセロリは子供たちに不人気で、残食率が高く“残食王”の異名を取るという。 それを聞いた光子は、残食王の汚名を晴らしてやる、と奮い立つ。
 ところが数日後、光子は荒木に呼び出され自宅に行くと、そこには晴子(川口春奈)ら給食チームが呆然としていた。いぶかしがる光子に、荒木は、年内で三つ葉小学校の給食が給食センターに移行し、学校内での調理ができなくなる、と告げた。調理作業は民間委託になるため、調理師補助は全員クビ。意気消沈するポンコツ軍団。突然のことに驚く光子は…。

■ドラマ感想
 今週はあれかなー。星野光子が天才的腕前で色々なことを解決するというよりは、この給食の仕事が星野にとって楽しいと思える仕事になってしまっているということを表したい回だったみたいだね。ラレーヌの小泉もあれだけ嫌っていたわりに急にやっぱり星野光子がいないとみたいな感じを出してきて、来週には戻ってきて欲しいと提案する模様。っていうか、小泉ってそもそもなんで、あれほど光子を嫌ってたんでしょうね。ただ単にいうことを聞かないシェフって面倒臭い的な思いだけだったんでしょうか。よくそれで敏腕ビジネスマンになれたもんだ。
 で、星野光子はどっちを選ぶんだろうね。普通はどう考えてもラレーヌ。扱える食材も違うし、光子のスキルが思う存分発揮できるのはラレーヌであり、比べるまでもない。ただ、人間って怖いくて。現状でも楽しいと思えてしまっていると、なかなかそれを手放すことができなくなってしまう。というか、住めば都ではないけれど、結局は料理を作れるんだもん、楽しくなっちゃうのよ。第一志望の会社に入れなかったとしても、同僚に恵まれたり、上司に恵まれたり、していると、その仕事が楽しくなるの。仕事が楽しいというか、そこで働くことが楽しくなってきちゃうの。そこで、急に第1希望の会社に転職するチャンスを与えられたとしても、なかなか決断できないよね。まあ、光子の場合はちょっと状況が違って、転職先に行くとどんな感じになるか、完璧に想像できてしまっている点ね。ちょっとどころじゃないね、大きく違うね。ただ、なんだかんだ仲良くなってしまった人間たちを捨てるというところに心残りがあるのだろうけど、思い出して、光子。あなたは子供より料理を選択したのよ。それほどまでに情熱を注いだ料理の腕を本当に楽しめるのはラレーヌよ。給食の調理に残るという選択肢だけは絶対にしないでね。お願いします。
 あ、給食センターに移行するかも問題はなんだかんだ子供たちの反対や世論で無くなると思います。まあ、そこはそんな感じでいいや。重要なのは光子の選択です。
翌週の感想はこちら→Chef第10話(最終回)感想
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