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■ドラマ感想
かなり残酷。リッチーのぶっ飛び具合がリアリティがあって、狂気。拳銃は人を殺すための武器であって脅しの道具ではない。そのことをよく理解し実践したのがリッチー。ロストを手に入れたい理由も、単純に壊れた人間をたくさん世の中に送り出したいがためという狂った理由。リッチーのような悪っていうはどういった人生を歩むとたどり着くんだろうか。私は幸いこういった人間に出会ったことはないので、何とも言えないが、世の中には少なからずいるんだろうなあ。生まれつきの見えない障害みたいなものなのかもしれない。思いやりややさしさといった感情の欠如。多くの人間に備わっている以上、それが欠如してしまっているということは障害なんだと思う。
そして、陽子先生と白石の息子にロストを吸わせるという行為ね。麻薬といったものがどの程度の障害を引き起こすのかはよくわからないけど、旅人が20年もの間、後遺症に苦しみ続けているということから、確実に後遺症は残るはず。普通のドラマだと、吸わせる前に助けに来れるけど、このドラマでは吸わせてしまったあとに到着というね。やっぱりここでもリアリティ。リッチーもだからこそ、人質の場所教えたという節もあるのだろうね。ただ、白石はパニックになっているから、旅人の嘘は見抜けるという能力をすっかりと忘れて、拳銃なんか向けちゃうから、撃たれてしまうっていうね。
さて次週予告ではみんな瀕死になっているけど、どうなの?
■あらすじ(公式hpより)
旅人(松坂桃李)の過去と復讐計画を聞いた陽子(多部未華子)、雪路(濱田岳)、亀吉(上田竜也)、灯衣(住田萌乃)は、旅人の告白に深く心を痛める。必死に旅人の復讐を止めようとする陽子。
その頃、白石刑事(吹越満)を呼び出し「山田手帳」の在り処を探すように命じていたのは、自分の過去の罪を隠蔽しようとしている雪路の父・照之(伊武雅刀)だった……。
そして、白石は息子の昇一(中川翼)の命と引き換えに、特別なドラッグ・ロストを渡すよう何者かから脅迫を受ける。それが、旅人の復讐だと勘違いした白石は対抗するために陽子を拉致するが、実は白石を脅迫し大量のロストを手に入れようとしていたのは鳥羽組のリッチー(北村有起哉)だった。陽子はそのままリッチーの人質に取られてしまう。リッチーに監禁された陽子は、20年前に旅人の両親が殺された際の恐ろしい真実を聞かされることに。
そして、リッチーは陽子と昇一にさらなる残忍な仕打ちをしようとしていた……。
翌週の感想はこちら
→視覚探偵日暮旅人第9話(最終回)感想
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