【ドラマ感想】「カルテット」第6話2017年2月21日放送分(松たか子・満島ひかり・松田龍平・高橋一生・坂本裕二脚本他)【あらすじ・ネタバレあり】


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その他のドラマの感想はこちら→連続ドラマ感想一覧
前週の感想はこちら→カルテット第5話感想

■ドラマ感想
 もう展開がすご過ぎてあっけにとられている。ドラマってすごい。
今週は過去を振り返り、松たか子と宮藤官九郎のなれそめから、すれ違いまでを丁寧に描いていた。これだけでも、素晴らしかった。男性は一目ぼれから始まって、だんだんと家族になっていって。女性はただの同僚だと思っていたのが、いつの間にか好きになって、最後は片思いに。こういうのって多いのかなあ。出会って1,2年で結婚するっていうのはこんな感じになってしまうのかな。結婚してないのでわかりません。
 「僕の大好きな詩集です。」って渡された本にその日、コーヒーの染み付けちゃって、でもその日に結ばれて。だからこの染みはなんだか微笑ましい染みで。でも、それが鍋敷きとして扱われたら、もう恋人とは思えないよ。
自分が好きな本を相手が好きになってくれるとは限らない。それは仕方がないこと。でも、好きだっていったものに関心を持つ努力をしてほしい。好きな本を少しづつでも読んでほしい。ずっと9ページに挟まったままのしおりを最初は微笑ましく見ることができるけど、1年たっても読み進んでないのはやっぱり悲しい。だからと言ってそれを責めることはできない。だから余計に悲しい。
 苦悩しているのは自分だけ、努力しているのは自分だけ、彼女はありのままで楽しく生きている。なんでだろう。なんで自分だけがこんなに辛い思いをしているんだろう。お互い好きで結婚して、お互い幸せになろうとしているのに、どうして片方だけは辛いんだろう。そして、その思いを知られてしまったとき、相手を悲しませてしまったとき、僕は責められるべきなのかな。悪いのは僕なのかな。彼女を傷つけたのは僕だけど、悪いのは僕なのかな。
 それで逃げ出してしまったと。
 まあ、なんていうか逃げ出すのはなんとなくわかる。でも、思いのたけをぶつけてほしかった。満島ひかりが失踪した人は残された人のことを思って楽しむらしいって言っていたけど、宮藤官九郎は苦悩はしていたと思うけど、ある意味楽しんでもいたのだと思う。本当に苦悩していたら、お金が無くなったからと言って松たか子のところに戻ろうとは思えない。合わせる顔なんてない。
 そこは満島ひかりも同感だったようで、もういいよといった感じで軽く切れてた。
で、すごいのはここからの展開。まず、コンビニ強盗をした宮藤官九郎は満島ひかりを縛って、動けなくする。それで、逃げるつもりだったところに、魔性の女吉岡里帆登場。なぜか、松たか子のバイオリンを盗み出そうとして、宮藤と鉢合わせ。お互いパニックになったうえ、松たか子のバイオリンを取り戻そうとした勢いで吉岡を二階から突き落としてしまう。果たして吉岡は死んでしまったのか?もしそうだとした場合、宮藤はどうするのか?松はどうするのか?そもそもの原因を引き込んでしまった満島ひかりはこのことに耐えられるのか?ってとこで次週。もうすご過ぎ。宮藤官九郎がマンションの3階から落ちたときに2階から落ちて死ぬ人だっているんだからっていう松たか子のセリフがここで効いてくるとはね。もう、しびれますよ。 


■あらすじ(公式hpより)

 ひょんなことから、すずめ(満島ひかり)は幹生(宮藤官九郎)という男性と知り合う。実は幹生は真紀(松たか子)の失踪した夫なのだが、幹生はなぜか諭高(高橋一生)の先輩だと身分を偽る。ある思いから幹生を別荘に招いたすずめは、幹生の靴に防犯用のカラーボールの痕がついていることに気付き…。
 一方、真紀は、軽井沢で鏡子(もたいまさこ)と再会する。「幹生を殺したのか」と問い詰められた真紀は、ゆっくりと夫婦の過去を告白して──。
 
翌週の感想はこちら→カルテット第7話感想
  
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