【ドラマ感想】「視覚探偵 日暮旅人」第1話2017年1月22日放送分(松坂桃李・濱田岳・多部未華子・北大路欣也・シシドカフカ他)【あらすじ・ネタバレあり】


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その他のドラマの感想はこちら→連続ドラマ感想一覧

■ドラマ感想
 やだ、なにこれ、超面白いんですけど。勝手に松坂桃李がちょっとコメディタッチの探偵ものやるのだと思っていたら、全く持ってそんなことない。過去に闇を抱え、現在進行形でも何か秘密を持っている設定で、基本的には一話完結型にもかかわらず、今度の展開が非常に興味深いという、テレビドラマとして完璧なつくり。そもそも、この枠って一見大したこそなさそうなのに、見てみると意外と面白いっていうドラマが多い枠でもある。この枠を担当している制作陣が優秀なのかも。
 主役のキャラ設定がいいよねえ。さすが小説原作。漫画原作より、小説原作の方がその辺のバランス感覚が素晴らしいんだよね。桃李くんがねえ、何か超人的な能力を持って圧倒的に事件を解決するわけでもなく(超人的ではあるが)、なにかやたらとカッコいい描写を入れるわけでもなく、やたらと人間性の良さをアピールしてくるわけでもなく、本当にバランスがいい主人公。だらかすべての行動が嫌味なく受け入れられる。
 今週の話としては基本的に登場人物たちの性格や、立場を紹介していくには十分な内容。というか、メインがそこって感じ。事件自体はあっさりとしたもの。ただ、多部ちゃんと過去で繋がっていたといった部分まで臭わせるなど、細かい配慮がなかなか秀逸だった。
 最後の上田竜也が愛人と共謀して拳銃盗んだ件の解決の仕方だけ雑だったけどwまあ、気にならないレベルの本筋とはほぼ関係ないどうでもよい場面だったのでよし。
  

■あらすじ(公式hpより)

 都会の片隅にある探し物探偵事務所。そこには五感のうち四つ、聴覚・嗅覚・触覚・味覚を失ってなお、視覚だけを頼りに探偵をする日暮旅人(松坂桃李)という男がいる。彼の目には、見えないはずの匂いや温度、人の感情までもが色や形となって視えるという…。
ある日、インテリヤクザの組長・村山(桐山漣)から金庫破りの犯人を探して欲しいと頼まれた旅人と相棒の雪路(濱田岳)。不思議な目の力を使った旅人は、組員達の不自然な感情とハイヒールの足跡に残る異常な緊張の色から、村山の愛人が犯人だと突き止める。組員は総力で逃げた愛人を追う。

 一方、旅人の娘・灯衣(住田萌乃)の保育園では、保育士の陽子(多部未華子)が、母親のいないせいで友達に溶け込めない灯衣と、父親の旅人のことを気にかけていた。そんな中、保育園の倉庫から陽子が園児時代に埋めたタイムカプセルの記録が出てくる。陽子は、思い出そうとしても不思議と思い出すことができない初恋の相手・たぁ君のヒントがあるかもと期待するが、カプセルを埋めた場所は謎のまま。
 
 主治医の榎木(北大路欣也)から、このまま目の力を使い続ければ失明すると忠告される旅人だったが、雪路の心配を押し切りタイムカプセル探しを申し出る。実は旅人がカプセル探しに執着するのには、ある理由があった…。

 そんな時、雪路が助っ人として雇った亀吉(上田竜也)が村山組とトラブルを起こし、巻き込まれた陽子と灯衣が行方不明に…。二人に危険が迫る中、旅人は目を使って必死に手掛かりを捜す!果たして、旅人の目に映ったものとは!?そして、タイムカプセルに隠されていたものとは…。
  
翌週の感想はこちら→視覚探偵日暮旅人第2話感想

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