※https://shonenjumpplus.com/より引用。
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涙が止まらなかった。
8月の終わりに寂しさを感じていた自分に追い打ちをかけるように胸を締めつけられた。
太一はなかなか自分を肯定することができない。
自分に自信のない人間だ。
自分を卑下してしまう。
そしてこんな自分が自分にないものをたくさん持っていてキラキラしているトーマと友達でいていいはずがないって思ってる。
そんなつまらない人間の自分で、たくさん失敗もする自分なのに、
どうして、まわりの人間は自分に優しくしてくれるんだろう。
どうして、自分の周りにはこんなに素晴らしい人たちがいるんだろう。
どうして、何もない自分は周りの人間に恵まれてしまったんだろう。
嬉しい気持ちもあるけど、それが自分自身を追いつめる、より惨めに思ってしまう要因でもある。
そしてそんな風に思ってしまう自分をさらに卑下してしまう。
どうしていいかわからないよね。
でも、違うんだよ。
みんな太一が悪い奴じゃないって知ってる。
良い奴だって知ってる人もいる。
だから周りの人間に恵まれてるんだよ。
だから太一はもっと胸を張っていいんだよ。
誰かに手を握っていて欲しいと言って貰えるって本当に素晴らしいことだなって思う。