【ジャンプ+】「青のフラッグ」第44話(2019年5月22日配信)感想


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青のフラッグの感想も久々。
巷ではどんどんと話題になっているのでいつかドラマ化とかされたりするのかなあなんて。まあドラマになったらちょっと起伏が緩すぎて相当うまく作らないと厳しいかも。

まあそんなことは置いといて、今週はなかなか核心にせまる回で同性愛に対する考え方をいろいろな視点から深く向き合うって感じのいろんな人に読んでほしい回だった。
でもまんがとしてはかなりイマイチな回。
これは作者が考え抜いた主張をまんがの登場人物のキャラクターを踏まえながらも言わせてるっていう感じが強くて、そこはイマイチだったかなあ。
とくにこの坊主の子は確かにキャラに沿っての発言はしてるんだけど、ここまで明確に自分の考えを綺麗に言葉に置き換えられるような子じゃないと思うんだよね。
なんかそこが残念。
話の主張として最終的にどっちもお互いの意見尊重してないじゃんっていう結論はもっともであると同時に最もつまらない第三者意見かなあ。お互いの主張をぶつけ合って終了でいいんだよねえ。坊主の子は同性愛が気持ち悪いから好きな友人がそんなこと言うのが許せなくて殴って、女子チームは同性愛を嫌うっていう考えが許せなくてその考えを攻撃するっていう感じでつまり、お互いやってることは同じってこと。
同性に痴漢されたから同性愛者嫌いっていう部分はなんかちょっと違うかなーって思った。そんな具体的なエピソードはないけど、なんとなく男性は女性を好きになるものだっていう社会通念を強く浴びる生き方をしたからこそ、同性愛を受け入れられないっていう方がすごくシンプルで問題が深くていい気がした。
世の中には痴漢された女の人なんてたくさんいるけど、大半は普通に男性と恋愛してるし、レイプされた被害者だって、男性と恋愛してるし、坊主の子はどんなことがあったのかわからないけど、なんだか彼は彼で少数派だと思うんだけどな。もちろんそうなってしまう人は男女問わずいるけどね。
あと、ここごっちゃにされても困るんだけど、性的な興奮と、恋愛はまったく別なんだよね。もちろん同時進行であることは多々あるけど、それは同時に起きているだけであって、別々の二軸だと思ってる。まあ高校生にはわからないかな。
まあそんなとこ。
それよりも今週の着目すべきはラストだよ。二葉ちゃん、あんたは天性のクラッシャーだよ。同性愛者の敵だよ。


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