【ジャンプ+】「青のフラッグ」第11話(2017年5月24日配信)感想


aohura11
※https://shonenjumpplus.com/より引用。

週刊少年ジャンプの感想はこちら→「ジャンプ感想一覧
前回の感想はこちら→青のフラッグ10話

 「異性に恋するってどういう感じ?」
難しい。でも個人的な気持ちからしたら、異性に恋する気持ちも同性に恋する気持ちも同じだと思う。ふとした瞬間からすごくドキドキし出して、すこしでも一緒にふたりでいたいって思ったり、もちろん独占欲みたいなものもあるかな。という風に自分は思っていたら、人によって結構違うみたいだね。
 同性愛者の人ってひとくくりにしても、全然違ってて。例えば物心ついた時から、同性のことを好きになっている人もいれば、中学ぐらいまでは異性のこと好きだったはずなのに、高校ぐらいから同性に興味を持ち始める人もいる。そして難しいのが、性的な興奮と恋の違い。同性愛者は同性に性的興奮を覚えるからこそ、同性に恋するっていうことになるはずなんだけど、それは恋ではなくて、性的欲求の解消だったりもする。異性愛者以上にワンナイトラブ的なものは圧倒的に多い。これは否定のしようがない事実。ただ、男性同士の場合はっていう注意書きが入るけどね。っていうか、女性の同性愛者の実情は全く持って知らないので。
 女性の同性愛者より、男性の同性愛者の方が表に出やすいのには結構明確な理由があって。単純にセックスできないんだよね。偽装結婚が非常にしにくい。結婚すればセックスは必然的に行われるんだけど、男性の同性愛者は女性に性的魅力を感じないと、勃起するのが難しくなって、セックスができない。逆に女性の同性愛者は男性に性的興奮を覚えなくても、一応セックスはできる。もちろん、バイとか、女性ともできるゲイっていうのもいるけど、まあなかなかね。結婚しているゲイも多いっていうけど、かなり苦労したと思うよ。
 そして、よく聞く、恋愛対象の性との友情は成立するか問題。これはゲイから言わせてもらえば成立するに決まっている。そうでないなら、ゲイのコミュニティがあれほど上手く成立することはないから。まあ、結構セックスしちゃっているけど友達っていうカテゴリに入れている人ってのも多いみたいだけど。
 で、まんが本編に戻るんだけど、太一はとことん鈍感だね。っていうか、同性に恋愛感情を抱くってそれほど不自然というが想定外のことなのかな?自分は同性に恋愛感情を抱く人間なので、あんな話されたらピンとくるんだけど、異性しか好きにならない人ってどんな感じなんだろうね。基本異性愛者な人も、例えば男子校とかで、異性の全くいない環境いると、同性に恋愛感情のようなものを抱く人も一定数いるっていうのは聞いたことあるんだけど、どんな環境でも、全く抱かない人は抱かないってことなの?それとも発想がないだけで、意識し始めたら好きになれるものなのかな。よく恋愛ドラマでも自分の気づかないうちに好きになってたみたい、なんてセリフ聞くけど、そんなことが同性に対しても目覚めるのかな。でも、そうなって貰わないと、太一とトーマが付き合う可能性は今のところ限りなくゼロに近いよね。
 っていうか、今週あたりで、太一は真澄の秘密に気づいてあげてもよかったんじゃないのかな。でも、難しいか。真澄も気づかれたくないし、まだ、打ち明けたくないんだろうね。っていうか、まだ自分自身が受け入れきれてないんだと思う。だから、色々な男子ととりあえず付き合ってみるということをしてるんだと思う。そういうことだ。恋ってただでさえ悩ましいのに、同性愛者はそれ以上に悩まないといけないから本当に心が苦しくなるよ。
 
 

にほんブログ村 漫画ブログ 週刊少年ジャンプへ
にほんブログ村


You may also like...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>