【ドラマ感想】NHK連続テレビ小説「半分、青い。」最終回直前2018年9月28日放送分(永野芽郁・佐藤健・志尊淳・北川悦吏子脚本ほか)【あらすじ・視聴率】


半分青い

※画像は公式HPより引用
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ドラマの感想は久々。先週分から撮りためてたのを一気見したらちょっとすごすぎて書きたくなったので書く!

ついに明日最終回を迎える、半分青い。

なんだか、すずめちゃんの生き方、自分と少し似ている。
すずめちゃんは漫画家で一度は成功してるし、結婚もして子供もいて、ずっと一緒の幼なじみもいて、という風に自分よりは少し上を歩いているにも関わらず、いまいち幸せになりきれていないということで、自分の気持ちがやや落ちるので、軽く見ていると感じだったのだが、先週分から撮りためていたやつ見ていたら、何なんだあのキスは!!!

眠っている律にキスしようとしたら、気づかれて、やばいっと思ったら手を握られ、体を引き寄せられ、腕に包まれ、ぬくもりを感じて、お互い見つめあって、キスされるってもうなんなの!!!!!

自分もああいう感じの状況に陥りたいと思ったが、冷静に考えて、眠っている付き合ってもいない好きな人にキスしようとする勇気はないし、恥ずかしい。ましてや、キスされそうになってからのあんなにスムーズな一連の流れを実行できる気はまるでしない。やっぱりどっちの側もできないので無理だなという結論に至った。

しかも律、最終的に、「オレはすずめを守るために生まれてきたんだ」なんて言い出す始末。
言われてみたいものだね。

そう、自分とすずめちゃんの何が違うかって、とにかく多くの人に深く愛されたっていうことよ。律はもちろん、りょうちゃん、秋風先生、ボクテ、ユウコ、かんちゃん、親兄弟、幼なじみっていう風に愛されすぎだ。この子は。それでもまだなお幸せになりたいとはどれだけ欲張りな人間なのだろう。まあでも、人から愛されるっていうことはそれだけ周りの人のことを愛したからこそなんだろうけどね。

ただ、やはりすずめと律は最低だと思う。お互い気づいてたわけでしょう。小さい時から、お互いがお互いを特別な人だと思っていたということに。でも、それをうまく、恋愛とか、家族になるとかそういう関係性に昇華させることに臆病になって、気持ちにどこか蓋をして、別の人間を愛したフリをして、愛していると思い込んで、生きていきたわけで。その巻き込まれた人たちはいい迷惑だ。すずめと律が自分の気持ちにもっと素直に正直に向き合って、勇気を出し合えばもっと早い段階で一緒になっていたはず、だれも不幸にならなかった。おそらく神様のメモのように、神様のうっかりですれ違いになってしまったけど、最終的にはもとに戻れたみたいな流れにしたいのかもしれないけど、漫画とは違うからね。現実世界には神様なんていないし、まあいるかもしれないけど、人の運命なんて一人一人決めてないし、すれ違ったのはあくまで自分達のせいだから。美談になんてさせない。

それにしても、キスでびっくりしてからの大地震の流れはなんだか悲しかったねえ。時代を追っているから、震災の話は組み込んでくるだろうと思ってはいたけど、こういう形だとは思わなかった。ユウコの死に方も悲しい。動けない病人を置いていくのは嫌だから、一緒に波にのまれて死ぬことを選択した。それをユウコの優しさととるか、自分のことしか考えられない人間の思慮の浅い行動ととるか。
だって、ユウコは目の前の患者を見殺しにしたという現実を受け止めて生きていくことは不可能だと判断したから、そこにいたわけでしょ。もしくは目の前の人間に訪れる悲劇を少しでも和らげたいと思ったからでしょ。その選択によって別の人間が悲しむことになるということは考えないで。一応メッセージは残していたので考えていないわけではないけれど、本気でメッセージを残した相手のことが大事なのであれば生き抜く手段を選択したはずだ。
まあこんなことは他人事だから言えるのであって、身近な人間がこんな選択をして、死んだって聞かされたら、すごいの一言で終わるとは思う。

はいそんな感じでついに明日最終回!扇風機は売れるのか?律とすずめの関係はどうなっているのか?時代は一気に7年後に飛ぶと思うので、全てが明らかになっているはず!
でも15分って短くない?どんなまとめになるんでしょう。


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