※公式HPより引用
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第2話にしてこの展開力。やばみ。
冒頭、カレーライスの話。
カレーは辛いから美味しい。人生も辛いことがあるからいいのだと。
これに関しては微妙。確かに辛みは大事な要素ではあるけれど、カレーにも美味しいカレーと美味しくないカレーがあって。美味しいカレーにさらに色々なスパイス加えるとさらに美味しくなる場合と、バランスが崩れて美味しく無くなることもあって。そして一度まずくなってしまったカレーにスパイスを加えて美味しくするのは至難の技で。もう、別のカレーに全身で飛び込まないと味なんて変わらない。人生ってそんな感じ。
はい、まさかの田中裕子の名前がアノネさんだったとは。しかも抱え込んでいる闇が思っていた以上に深い。娘が出ていって旦那が犯罪すれすれのことをして先に他界かと思っていたら、娘は実の娘ではなくて、しかもそれが、本当の母親の登場によって壊されたのだと。旦那も田中裕子に黙って娘と関係性を続けていた。もう、どうしましょう。そんな中、広瀬すずちゃんのどこか幼い、シンプルなやさしさに心を許して信頼したと思ったら、家探しされて、出ていかれた(と思い込んでいるはず)。もう、心壊れるよ。でもねえ、壊れないんだよ。そういう人なんだよアノネさんは。だって、娘が生きていたことをあれだけ喜べるんだよ。旦那さんが勝手にあっていたことも、15年、連絡を全くをくれなかったことなんて、一切気にしなくて、ただただ生きていてくれたことに感謝しているんだよ。そんなに愛が深くなるものなの母親って?
そして、今週は小林聡美に憤慨。いくら人生に絶望して死を選び、もう失うものがないからって他人の世界にずかずかと入っていいことにはならない。でも、結局そういうことなのかも。人は多かれ少なかれ他人の権利や生活を脅かし自分を優先して生きていくものなのかな。だって、悪い人じゃないし。っていうか、これまで、そういった理不尽な暴力に苦しめられてきたからこそ、最後くらい自分が暴力を振るう側になってもいいんじゃないか、って思ってしまうのは必然なのかも。
でも、結局は本当の悪人にはかなわないわけで。
阿部サダヲを貶めた友人に結局脅されてしまう。
次週、身代金を要求しに行ったことで、ハリカちゃんが、家探しして出ていったのではないことに気づいて欲しいんだけど、娘と言っている以上、もしかしたら、本当の娘と勘違いする可能性もある。でも、この誤解は早々に解けてほしいのでここは素直にあ、ハリカちゃん誘拐されたんだってわかってほしい。まあ、一応リュックとかが、あるからもしかしたらそれで感ずくかもしれないが。ハリカちゃんがこんなことしない人間かは少しの時間しか共に過ごしてないけわかるはず。でも、どうなんだろう。初回、すごく仲良くなった3人組が大金を目の前にした瞬間に奪いあいそれまでの関係性がすべて壊れたっていうのがあるから。もしかしたら、これが今回の裏テーマなのかもしれない。お金の愛情、どっちをとりますか?
ではまた。