※公式HPより引用
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今期最も期待をしていたドラマ。
期待通りだった。坂本裕二はたまにファンタジーのような表現を使うことがあるけど、好きなのかな。まあ好きなんだろうね。
しかもファンタジーには実は狂気を含ませ最終的にホラーに仕立て上げるというね。
初回なのでまずは登場人物の紹介といった感じ。
阿部サダヲは余命半年。余命半年って宣言されたらどうするだろう、自分。どうだろう、そうなったとしても、結局何もしないで、死を待つのかもしれない。余命半年を受け止めきれない気がする。あー、でもこれまで会いたかった人たちに会いにいくかもね。
小林聡美は刑務所帰りのもとキャリアウーマン。女は出世できない問題かあ。ただ、管理職任せたとして、その後出産育休を取得したとして1年以上休む。そして第2子を出産して連続で産休なんて取られたら3年近く空白期間が開くわけで。物理的に無理なんだよねー。っていうリスクをはらむ以上、リスクが少ない男性社員を先に出世させるのは会社のリスク管理が機能しているともいえるけど、憲法の平等の原則から外れているので、やっぱり会社が悪いね。
さて、この二人が広瀬すずちゃんたちにどう絡んでくるのか
広瀬すずちゃんは両親に捨てられ、その両親は弟の死をきっかけに自殺。子供への愛情のバランスが違う親っていつの世も一定数いるものなのかな。実際目のあたりにしたことはないけど。
倍賞美津子はやはり優しいおばあちゃんよりも、意地悪で恐怖感のあるおばあちゃんの方がよく似合う。
そのつらい過去の記憶は自分で封印して置き換えてしまっていたのか。
さて、この少女は何を夢見て生きるのだろうか。今は彦星くんへの会いたい助けたいという思いが前を向く希望になっているようだけど、これは先のある希望なのだろうか。
田中裕子の闇はなんだろう、死んだ旦那が偽造紙幣を作ったという情報だけは分かった。ただ、それが本人の意思なのか、なにか脅迫めいて作らされていたのかはわからない。そのカギを握るのは瑛太。瑛太は息子のなのか、それとも、工場の従業員だったのか。偽造紙幣を巡ってはひともんちゃくありそう。広瀬すずちゃんもお金を欲しているし、どうにかなってしまうのか。
幸い登場人物に警察はいないので、追われるみたいな展開にはあまりなりそうにはないが。
いやあ、それにしても今週は良かったね。
お金のバックを奪い合う展開はBGMとあいまってどこか滑稽で古めかしくもあり、新しさも感じといった演出だし、なにより広瀬すずちゃんがこれまで、元気な演技しか見てこなかった分この落ち着いて自分の容姿をまったく武器としない話の展開に経験値の蓄積を感じてナイス。
来週もたのしみ。
ではまた。