【ドラマ感想】「クライシス公安機動捜査隊特捜班」第3話2017年4月25日放送分(小栗旬、西島秀俊、田中哲司、新木優子、石田ゆり子他)【あらすじ・ネタバレあり】


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※公式HPより引用

その他のドラマの感想はこちら→連続ドラマ感想一覧

 感想は今週から。なので、1話と2話を見ての感想を少し。なんていうか、色々と惜しい。小栗旬と、西島秀俊のコンビで重厚な刑事ものなんてやるんだから面白くないわけがないと思ってみたんだけど、ハードルが上がったせいか、ちょっと肩透かし。何が惜しいかっていうと、アクションがすご過ぎる。恐らく、たくさんのリハーサルを重ね、役者たちもトレーニングもしたのでしょう。でもねえ、そこに力が入り過ぎてしまった。リアリティがあって、迫力のあるアクションシーンというものに注力しすぎてしまった結果、無駄にそのシーンを入れなければならないといった、ある意味必要以上にアクションシーンが満載になり、本編のストーリーを邪魔してしまっている印象を受けた。つまり、それが惜しいところ。
 また、いまいち、小栗旬の危険な香りが出てこない。以前ボーダーというドラマで小栗旬は自分が犯罪者と紙一重のところで生きているということを自覚しながら、最終的にそのボーダーを超えてしまうという禁忌を犯してしまうということしたわけだけど、あの緊迫感がない。小栗君は恐らく、過去に人を殺したことがあるのでしょう、また、爆弾魔に対し、俺だったら、もう押しているよと話しかけたりしていて、単純な警察官ではない感を出しているんだけど、でも、正義にどっぷりとつかっていたりして、何かもどかしい感じがするんだよね。
 第一話では結局、大臣の息子はこれといったお咎めもなく、のうのうと生きていくという結末だし、第二話のフリージャーナリストの死は病死で片付いてしまったし、少女たちの身柄は何も解決していない。ここもどこかずれている。勧善懲悪にするのではなく、警察も色々とある組織で、落としどころを見つけなければならない的な展開にしたいのはわかるんだけど、なんか違うんだよねえ。どうすればよかったのかというのもまた難しいのだけれど。
 で、今週。テロリスト的な少年たちが出てきて、最後自殺で終わるというなかなか衝撃的なエンドで、まあ悪くないよ。現代のテロリストの現状を踏まえた感じにはなっているのではないかな?
 でもさあ、あのラストを作りたいがために、2度も逃がしたよね、少年たちを。一度目はマンションで、二度目は遊園地で。あれだけ、訓練していて一度は捕まえたあなたたちなら取り逃がさないことも容易だったはずでは?なんていうか、印象的な場面を作ろうとし過ぎて、それに本筋が犠牲になっている感がしちゃってなんか嫌。少年たちも、遊園地まで来て、あの元政治家を殺そうとするのなら、もはや、どうやっても、逃げ切ることは不可能。自殺する覚悟もできているのなら、何を躊躇する必要があったのだろうか。そもそも一人殺してますよね、あなたたち。あんな小さな孫と、離れて一人になる場面が訪れると考えている時点で浅はかとしか言いようがない。遊園地に来ることは自宅からつけることで分かったとするなら来る前に撃てって感じだよ。ただでさえ正体ばれて切羽詰まっているっていうのに。
 まあそんな感じで、だいたいの概要だけ見れればそれほど見たいと思えるドラマではないです。ただ、新木優子ちゃんがかわいい\(^o^)/


今週の視聴率12.0%

翌週の感想はこちら→クライシス第4話感想
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