【ドラマ感想】「カルテット」第3話2017年1月31日放送分(松たか子・満島ひかり・松田龍平・高橋一生・坂本裕二脚本他)【あらすじ・ネタバレあり】


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その他のドラマの感想はこちら→連続ドラマ感想一覧
前週の感想はこちら→カルテット第2話感想

■ドラマ感想
 満島ひかりちゃんの過去が明らかに。今週のテーマは家族かなあ。娘をだしに超能力者と偽ってテレビで荒稼ぎした父親。このエピソードだけなら、魔がさしたんだろうなあとか、情けない父親だなあぐらいにしか思わなくて。もちろんこれだけで、満島ひかりちゃんが父親との距離を置くことを決めるのにも十分な理由として共感もできる。ただ、親の死に目云々の話になった時は、あーきっと最後に会いに行ってちょっとだけ和解するのかなあなんて、ありきたりな想像をしてしまった自分を恥じたい。
 結局満島ひかりは父親に会いに行こうとはしたものの、間に合わず。間に合わなかったのかあと思いきや、もはや全く持って会う気がなかったと。ただ、実の娘として、父親が死ぬのだから会うべきだという幼いころから知らず知らずのうちにしみこまされた世間の常識に責められ葛藤していただけだった。
 うん、うまいよねえ。この父親のせいで、どれだけみじめな思いをしてきたのか、嘘をついたことで、世間から批判されていたのに、自分の気持ちに嘘をつき続けることでしか、生きられない人生になってしまったというやるせなさにいかに苦しんだのか。そして、この父親が自己中心的で周りの人間のことを一切顧みない思考の持ち主ということでいかに軽蔑していたか。詳細は語られなかったが、母親の死に際にも何かしたのでしょう。そんな人間だとしても、血のつながった父親なら、死ぬ間際には優しくしてあげて、願いを叶えてあげるべきだっていうの?そんな時まで許せない自分は人として間違っているの?父親よりも悪い人間なの?そんな葛藤を抱えての行動が病院の近くまで行ってからの行為だったんだと思う。
 それを、松たか子が救ってくれたんだよねえ。そんな松に対して後ろめたい行為をしていること打ち明けようとするも、打ち明けられず!っていうかもたいまさこが、もう、脅しのように満島のことを使ってて超腹立った。来週には満島の行為が明るみになって、ちょっとだけもめてしっかりと絆を取り戻してほしい。この秘密を最終回まで引っ張られるのは嫌!
 

■あらすじ(公式hpより)

 すずめ(満島ひかり)が、いつものように別荘で気ままに過ごしていると、有朱(吉岡里帆)がやってくる。「休みなのにデートしないのか。なぜ彼氏を作らないのか」とたずねる有朱にすずめは「告白が苦手だ」と答える。すると有朱は「大人は誘惑するものだ」と語り、その方法をレクチャーする。

 その後、ノクターンに向かう準備をしていた4人。いざ出発のタイミングで、真紀(松たか子)と司(松田龍平)が同じボーダー柄の服を着ていることに気づいた諭高(高橋一生)は、「特別な関係に見えてもいいのか」と指摘、司は急いで着替えにいく。真紀がボーダーを着るときの条件を聞くと、「昨日ボーダーを着てた人と会うとき」と諭高はお決まりの持論を展開する。

 そんなやり取りを経てようやくノクターンに到着すると、そこにはボーダーを着た見知らぬ少年(前田旺志郎)が。その少年から「あなたのお父さん、もうすぐ亡くなります」と突然告げられ、動揺するすずめだったが…。
 

翌週の感想はこちら→カルテット第4話感想
  
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